銅製品の一番の特色は、熱伝導率の素晴らしさにあります。
銅は熱伝導に優れ、保温性が良い経済的な調理器具です。
鉄の5倍、ステンレスの25倍もの熱伝導率の良さを誇ります。
また、銅には微量金属作用(銅イオン作用)という、水に混ざるだけで驚異的な殺菌作用を発揮する性質があります。
この銅イオンの働きが微生物の発生を防ぎ、銅食器を衛生的に保ちます。
銅は、私たちの体の中で鉄分の利用を助ける重要な役割を果たしています。
銅が不足すると脳や神経、骨の発育不良などの影響を及ぼす可能性があります。
健康を維持するためにも銅の摂取は必要不可欠です。
毎日食品で補うことが理想的ですが、意外に難しいものです。
そこで、銅素材の調理器具や食器の使用をおすすめします。
銅の鍋ややかんなど毎日使用することで、必要な銅をムリなく自然に摂ることができます。
銅には微量金属作用(銅イオン作用)という、水に混ざるだけで驚異的な殺菌作用を発揮する性質があります。
この銅イオンの働きが微生物の発生を防ぎ、銅製品を衛生的に保ちます。
O-157にも威力を発揮
銅の抗菌作用は、病原性大腸菌O-157にも有効です。
銅板及び黄銅版を使った実験の結果、24時間後に銅の周囲には菌の発育が認められず、O-157に対して極めて高い抗菌作用が認められました。
銅は、他の金属に比べて熱伝導性が数倍優れています。
銅製品を使用することで、食材に均一に熱が通り、具を崩さず片煮えやこげつきのない、まろやかで美味しい料理ができます。
煮物やシチューなどは、熱の対流が循環するので芯まで柔らかくなり、玉子焼きは焼きムラがなく、ふっくらふんわりと焼きあがります。
プロの料理人が玉子焼きに銅のフライパンを使うのは銅の特性を活かしてのことだったのです。
銅は熱伝導性に優れ、保温性も良いため、調理する時は中火以下の火力で十分です。
省エネにつながり、きちんとお手入れすれば長持ちするため、銅製の調理器具は大変経済的です。
また、保冷性も抜群で、冷たい飲み物を注ぐと他の金属に比べて、冷たさが長持ちし、器自体がすぐに飲み物と同じ温度まで下がり、その冷たさを維持します。